元よしもと芸人がカフェを開業するまでの波乱に満ちたストーリー「売れない芸人がカフェ屋さんになるまで」連載第12回「ラーメン屋さんとコーヒーと」

「ラーメン屋さんとコーヒーと」

さて前回から予告していた通り、今回から「社会勉強編」に突入します。内容がガラリと変わるのでこの回から読み始めた方はバックナンバーを読んでから読み進めるのがオススメです!

とりあえず初回の記事を貼っておくので、バックナンバーはコチラから。


これまで順調に経験を積み上げていた矢先のカフェ運営の終了により、物件探しをしてお店をオープン!とはならずにここから1年ほどラーメン屋さんでのアルバイトの日々が始まる。

出店に関して知識があればまだ動いていたかもしれないけど、ここまで衝動と行動力のみで動いていたので「またどこかで間借りが出来たら…」と次の間借りまで潜伏期間に突入する。

バイトさせて頂いていたラーメン屋さんは大将とはもともと知り合いでカフェ運営をしながら働かせてもらってたので、ひとまずは働きながらコーヒーを飲み歩くという生活をしていた。

まるえ中華そばでの遠藤(ほぼ石井)さん
お世話になったラーメン屋さんで。
もともとラーメンは食べ歩くぐらい好きだったので、作る側には興味はあったしカフェでのメニュー開発の成功も後押ししてキッチン業務は楽しいし、毎回賄いでラーメン食べれるしで何の不満もなかった。


またお店の場所が中目黒ということもあって、休憩時間にコーヒー屋さんやカフェ巡りが出来たのも大きい。 仕事としてはハードだったけど、休憩時間に美味しいコーヒーが飲めるのがかなりの息抜きになっていてそれで続けられていたのがあると思う。

カフェ運営をしながらの時期でもあったので、大将もコーヒーを勉強してることも知っていて「コーヒー出してみるか?」と言ってくれて水出しコーヒーを出したこともあったんですがこれが笑っちゃうぐらい売れなかった!!

遠藤(ほぼ石井)さんがまるえ中華そばで提供した水出しコーヒー
お金を頂いてコーヒーを販売する難しさを肌で感じました。。
大将からコーヒーを販売する機会を頂いたけど「ラーメン屋でコーヒーなんて売れないだろう」なんてどこかで思っていて、自信持って勧められなかったのもあると思う。

ラーメン屋さんにコーヒー目当てで来る人なんていないアウェーの場所だったとしても自信持って勧めることの大切さや実はまだ自分のコーヒーにそこまで自信がない、ということにも気付かされた機会をくれた大将には感謝しかない。

きっと大将は自分がコーヒーに自信がないのを見抜いていて「もう1回どこかのコーヒー屋で働きながら修行したらどうだ?」ともよく言って頂いて心配もしてくれていたけど、当時はラーメン屋さんで働く生活も楽しくて結局行動に移すまでにはいかなかった。

そしてすっかりラーメン屋さんでの生活が板に付いた頃に店でチャーハンを提供するようになり、気がついたら特級炒飯師なる称号を頂くまでに炒飯が上達してしまう。

しかし少し前までカフェ運営やってたやつが、何がどうなってここまでラーメン屋さんに染まれるのかが分からなすぎてもはやギャグに思えてくる。この写真のカッコ良さよ!

遠藤(ほぼ石井)さんがまるえ中華そばの特級炒飯師に!
特級炒飯師に!

そんな楽しいラーメン屋生活も1年が経とうとしてる頃にふと、

「俺は何をしてるのだろう?特級炒飯師?嬉しいけど!コーヒー淹れたいんや!!カフェをやるんならカフェで働かな!!」

という気持ちが関西弁と共にフツフツと出てきてラーメン屋さんを飛び出して、知り合いが紹介してくれたカフェで働くことになるんですがその話は次回にでも。

今回はここまで!コラムの感想はDMかお店に来た時に直接伝えてくださると嬉しいです!

現在は東京の三鷹市でほぼ’sカフェというヘンテコな名前で喫茶店をやってますので、こちらもよろしくお願い致します!

次回は「そしてまたクビになる」というテーマで綴ります。次回もどうぞよしなに。
ほぼ's カフェ
青森県十和田市出身。8年間お笑い芸人として活動したのち、営業マンを半年でクビになり、喫茶店のマスターに憧れてコーヒーの勉強を始める。
現在は三鷹市で駅前のBARを間借りして営業中。
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