元よしもと芸人がカフェを開業するまでの波乱に満ちたストーリー「売れない芸人がカフェ屋さんになるまで」連載第23回「SNSから集客せよ!」

「SNSから集客せよ!」

2022年も半年が過ぎた。

つい先日までカフェ営業に勤しんでたのに今は昭島市にあるサウナ施設の飲食店へ通う日々。

サウナ施設は夏にはオープンと聞いていたけどまたしてもオープンが延びたらしい。サウナ施設内の飲食店だからサウナが稼働しないことには飲食店にもお客さんは来ない。

という訳でサウナの準備やお客さんへの対応もしつつ飲食店も動かしていくことになった。サウナは週2ペースで行くぐらい好きだし、当時サウナブームも相まって来てくださるお客さんのサウナへの熱量も高かったので接客していても楽しいしカフェからはすっかり離れてしまったけど「まあいっか」ぐらいの感じで働いていた。

ある時飲食店チームでこれからについて打ち合わせをした時にSNSからサウナが好きだとプロフィールに書いている方へDMを送って集客してみるのはどうか?と提案をした。

サウナ施設は完全予約制の施設だったのでまずは来てもらわないことには飲食店の存在も知られないし、多少なりとも売り上げは上げないと存続も危ぶまれるし、何より三鷹から来ているのにただただ店番をしているのはそれはそれでしんどいし、ということでSNSからの集客作戦をスタートさせる。

2021年の年末に「ととのう」というワードがノミネートされたことにより、X(当時はまだTwitter)では「○○のサウナ施設行ってきました!」的なツイートをよく見かけていた。

今もあまり多くない「薪サウナ」、オープン前の施設に入ることが出来る「プレオープン」「駅前でアウトドアサウナ」「セルフロウリュ」などのサウナーに刺さりそうなワードを盛り込んで文面を作りサウナーの皆さんにDMを送ったところ1ヶ月で50組ほどのお客さまに来て頂けた。

サウナで働く元よしもと芸人・ほぼ石井こと遠藤昭平
お客さまの予約が埋まり出したあたりからさらにお客さんに楽しんでもらうために、アウフグースというサービスも自ら志願して熱波師として活動していく。
ロウリュとアウフグースの違いとは!? | サウナタイム(サウナ専門口コミメディアサイト)

空いている時間でアウフグースの練習したりサウナ内を良い香りにするためのアロマを調達したり。時間があればいろんなサウナ施設に行って実際にアウフグースを受けに行って「そういうタオルの使い方があるのか」と勉強したり。自分のサービスでもってお客さんに楽しんでもらってついでに飲食店に寄ってもらえたら、と考えた結果の行動だった。

後にこの時にやっていたことが現在のカフェ営業にも活かされていくけれど、当時はカフェのことなんてほとんど考えてなくて目まぐるしく変わっていく環境についていくのに必死だった。

自分のやっていることが良かったかどうかをエゴサーチしたりサウナイキタイというサウナに特化したサイトに自分が対応したであろうお客さんの書き込みを見て「ああ、自分がやってたことは間違ってなかったんだ」とホッとしてニヤニヤする日々。

一方で施設内の飲食店は苦戦していて、当初は30食分仕込んで1週間で売り切るという方針だったけど仕込みの量がどんどん減って20食になり10食になり。出前館でデリバリーも始めるも売れる起爆剤にはならず。働いているスタッフのお昼ご飯として食べられることが増えていった。

施設のグランドオープンは9月からに決まり、この仕事を紹介してくれたブックカフェのオーナーを通じて「サウナ施設の店長をやってほしい」という話が上がってると聞かされる。

施設の中で1番サウナに詳しいし情熱もあるし、という理由だったけど僕自身責任感のあるポジションというのは苦手で好き勝手にやってるほうが力を発揮するタイプなんだけど、

評価してくださってるのはありがたいし、今はカフェもお休み中で断る理由もないので店長を引き受けることになっていくのですが続きはまた次回にでも。


コラムの感想はDMSNSからDMで送って頂くかお店に来た際に直接伝えて頂けると喜びます!

現在、東京の三鷹駅前にあるBARをお借りしてほぼ’sカフェというヘンテコな名前で喫茶店をやってますのでこちらもよろしくお願い致します!

次回は「SNS千本ノックと疲弊していくメンタル」というテーマでお届けします。次回もどうぞよしなに。
ほぼ's カフェ
青森県十和田市出身。8年間お笑い芸人として活動したのち、営業マンを半年でクビになり、喫茶店のマスターに憧れてコーヒーの勉強を始める。
現在は三鷹市で駅前のBARを間借りして営業中。
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