元よしもと芸人がカフェを開業するまでの波乱に満ちたストーリー「売れない芸人がカフェ屋さんになるまで」連載第28回「書いて振り返り巡らせ感謝する/あとがきに代えて」

「書いて振り返り巡らせ感謝する/あとがきに代えて」

2023年1月から始めたキッチンカーでの青空カフェも最後の週末を迎えていた。


空き地の前を通る皆さまには閉店のお知らせが見えるように看板を設置していたことで、閉店の知らせを聞いて駆けつけてくれる方もいた。


無我夢中でやってる時は気が付かなかったけれど提供しているコーヒー、ナポリタン、プリンはちゃんと近所に住む皆さまに届いていたし、


跨線橋の周辺にお店がないからここで美味しいコーヒーが飲めるのが嬉しい!と存在をありがたく想う方もいてしんどかったけどやっていて良かったな〜、と想いにふけながら残りの営業日を過ごした。


ほぼ's カフェのたまごサンド



ある時、以前からコーヒーを飲みに来てくださるお客さまから「最近どう?」なんて世間話をして「実は9月いっぱいで閉店するんです」と言うと「駅前にあるBARがお昼が空いていて使ってくれる人を探してるみたいよ」と教えてくださった。


自分としてはいろんな人に助けてもらって営業していたけどどこかやり切った感もあって、 


「駅前家賃高いだろうな〜、どうしよっかな〜」なんてすぐ次の間借り営業をやるかどうか迷っていたけれど、紹介してくれた方が「駅前で出来るなんてチャンスなかなかないんだからやりなよ!」とケツを叩いてくれてBARの店長やオーナー、大家さんとの顔合わせにも同行してくださり来年1月からの営業が決まった。


キッチンカーでも提供していたナポリタンやプリンは新しい店でも提供はするけれど、もう1つ看板になるような軽食を開発しよう!と思って出来上がったのが今も人気メニューのたまごサンドである。


たまごサンドを作るにあたってまずはスーパーやコンビニで売っているものをリサーチして、まずは日常的に買えるものを上回るようなメニューにしようと決めた。参考になりそうな商品を探してたらあるパン屋さんで黄身がオレンジで卵がギッシリ入っていたのを見て「これだ!パクろう!!」と試作してレシピを決めた。


そしてそのレシピで作ったたまごサンドをBARの店長やオーナー、スタッフの子に食べてもらってアドバイスをもらって完成させたたまごサンドは思い入れの一品になった。



2023年年末。今年を部屋で振り返る。
初めは1人でどうやったらお客さんが来てくれるのか考えて動いてもがいて。気がついたら少しずつではあるけれど気にかけてくださる方が増えていって。自分は恵まれてるな、と思えた。


そして来年からまた新たな挑戦が始まる。


これまで駅前から徒歩5分圏内の場所でカフェ営業をしたことがなくこれが初めてになる。


どうやったらお客さんが来てくれるだろうか?


どうやったらお客さんが喜んでくれるだろうか?


どうやったらお客さんがまた来てくれるだろうか?


自分にはコーヒーとカフェしかない。


三鷹駅前はスタバ、ドトール、タリーズ、サンマルクカフェ、星乃珈琲、マクドナルド、


さらには40年ほど営業していて三鷹の皆さんの憩いの場となっていてしかもチェーン店よりも安く利用出来る喫茶店もある。


やれんのか?自分に出来んのか?


いややる。やってやる。自分がどこまで出来るのか試してみたい。


三鷹で1番の喫茶店を目指して!



あとがきに代えて


今年の5月。芸人時代のいつだったかこち亀の両津勘吉のコスプレをし、下駄をカラカラ鳴らして歩き新橋の駅前で「部長ー!!」と叫んだりした動画を撮ろうと知り合いから連絡があり(何だこのエピソードは。。)


当時そのカメラマンをしていた戸嶋さんから突然連絡があり「ぜひ遠藤くんのこれまでを書いてほしい」と依頼が来たところからこのコラムがスタートした。


過去にブログはやったことはあっても連載の経験なんてないし、コラムとなると文章の構成を考えないとだし、エピソードにおもしろ肉付けやらをしたりで時間を割かないといけないし。カフェ営業以外の時間を使ってポチポチ作成して内容に困った時は自分が好きな岸田奈美さんのnoteを読んだりしてコラムの連載をノリノリで書いていた。


たまにお客さんや知り合いが読んでいるよとは言ってくれるものの、来年も続けるモチベーションがなくなってしまい今年いっぱいで終わらせてもらうことにした。もしかしたら来年も続くと思ってた皆さんごめんなさい。


しかしながら過去のことを書くのに自分のXやFacebookから過去の投稿を検索してみると、


自分の若さに驚いた!やっぱり若いうちに何でもやっとくもんだとおっさん節が発動したり、今もお世話になっている師匠との出会い、そしてカフェをクビになってからの再出発や流れに身を任せて動いてたらサウナ施設で店長になったりして我ながらヘンテコな人生だなあと思う。


お笑い芸人を諦めてサラリーマンになれなかったところからこの物語は始まってコラムは終了しますがまだまだ物語は続きます。


少しでも興味を持って頂けたら、ぜひ一度東京の三鷹市で間借りでカフェをやってますのでぜひお立ち寄りください。


今回コラムの依頼を頂いたeatransの戸嶋さん、毎回記事のチェックをして頂いた野村さん、本当にありがとうございました。


そしてこれまで記事を読んでくださっていた皆さま、本当にありがとうございました!


このコラムを読んでくださった方が「そんな生き方もあるんだな、頑張ってみよう」なんて思ってもらえたら幸いです。


それではごきげんよう。


2024年12月24日
ほぼ’sカフェ 遠藤昭平
ほぼ's カフェ
青森県十和田市出身。8年間お笑い芸人として活動したのち、営業マンを半年でクビになり、喫茶店のマスターに憧れてコーヒーの勉強を始める。
現在は三鷹市で駅前のBARを間借りして営業中。
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